☆国土交通省告示第15号−業務時間略算法☆ フォントサイズ(中)で快適に見る事ができます。


弊社の作成した"設計・監理業務時間"略算方法EXCEL資料の解説です。
建設省告示第1206号は廃止され工事費基準・人日算定から施工面積基準・作業時間で算定するものに替わりました。

 ☆告示1206号は(H21年1月7日)に廃止されました


1. 建築物の類型

■ 別添二 ■

右側の表は、"国土交通省告示別添2"です。

※ 略算法EXCEL資料においては文字の上をクリックすれば標準業務人・時間数の表にジャンプします。
類型   

2. 記入例

■ 別表第7 ■
−教育施設−


右側の表は、"国土交通省告示別添3"のものです。

※ 表中の"別表第7 教育施設"の文字上でクリックすと元の場所にジャンプします。
類型
 《例−計画延べ面積を"600u"とした場合
  1. 表の黄色のセルに緑色の表中の数字(面積)の中から"500"を選択すると設計・工事監理等欄の数字が変化します。

  2. 此処で、EXCELの右側スライドバーの上にある[▲]のさらに上に横長の小さな[□]が有るので、その上にカーソルを合わせるとカーソルが"=に上下矢印付き"に替わりますので下側にドラッグさせると表が二つに分かれます。

  3. 此処で、一旦下側表の空欄部分で一度クリックしてから上の数式バーにある名前ボックスの[▼]をクリックして、"saggyou"を選択します。 すると、下枠の表が元の場所にジャンプします。

  4. ブルーゾーン内右上部白セルに右表の別表7の左側の数字"13"を記入します。

  5. 左側の種別が"別表7 教育施設"になっているのを確認後キーボードの[Tab]キーを押すと各記入欄セルに移動しますので、それぞれ記入欄に"総合"・"構造"・"設備"欄の結果数字をそれぞれ記入します。(Min欄)
    [1100-400-420-480-120-170]それぞれの作業時間です。

  6. 再び、別添二の"13 別表7 教育施設"の黄色のセルに緑色の表中の数字(面積)の中から今度は"750"を記入します。

  7. 前回と同様にブルーゾーン内(Max)に結果数字、[1500-520-550-650-160-230]を記入します。

  8. 補正された計画面積の作業時間が表示されます。

3. 作業時間表

■ 時間算定 ■
−教育施設−


右側の表は、作業時間を算定し補正した結果を現したものです。
作業時間
 《例−計画延べ面積を"600u"とした場合
  1. 計画床面積"600u"の設計・工事監理等の各作業時間が表示されました。

  2. "Min500"〜"Max750"のu当りの補正時間と補正後のu当り作業時間が表示されました。

  3. 計画面積に対する補正された作業時間から"7時間/日"とした作業日数の算定結果も表示されました。

4. 基準日額
上記作業時間の根拠は、一級建築士取得後2年又は二級建築士取得後7年の建築に関する業務経験を有するものとして統計調査により調整されたものです。(H21年版基準)

 職種は、経験などからして"技師(C)"程度と想定されます。
 従って、右記の表により
 "基準日額"=26,500円(人・日)と想定できます。



 なお、日影図、工事費内訳明細書、模型、竣工図等の作成業務、新耐震設計法により付加的に必要となる業務に係るもの、電算機使用の場合の変動要素等は加味されていない。 また工事監理等の業務人・日数は、非常駐監理の場合である。

★ 右の表は平成22年 4月にダウンロードした最新のもので人件費単価が本解説内容とズレが生じていますのでご注意ください。
設計業務者単価
留意事項  ※ 上記表は平成22年 4月に国交省よりダウンロードした設計業務委託等技術者
   単価より抜粋した最新のものです。
 ※ 単価が500円UPになってますが、読み替えてご利用ください。

5. 人件費算定

■ 設計料 ■
−教育施設−


右側の表は、作業時間を基に人件費及び諸経費・消費税の算定をしたものです。
作業時間
 《例−計画延べ面積を"600u"とした場合
  1. 基準日額26,000円とした場合の時間当たり人件費は"7時間/日"とした場合3,714円となります。
    (人件費"7時間/日")

  2. 教育施設の場合設計のみの場合が主であるので、設計実務時間は [3.作業時間表] より"総合:1,260"+"構造:448"+"設備:472"の合計は"2,180"時間となります。

  3. あとは、直接経費及び間接経費の掛け率を記入すれば結果が出ます。

5. 結果印刷

■ 設計料 ■
−教育施設−


右側の表は、上記の結果を印刷用にしたものです。
作業時間
 《例−計画延べ面積を"600u"とした場合
  1. EXCEL資料のタブを印刷用にして、印刷をします。

  2. 結果は設計料の"総合"+"構造"+"設備"となります。

  3. 特別経費及び技術料等経費は別途算定となります。


※ 公共施設に関しては別途"官庁施設の設計業務等"が便利です。





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